香り高いチョコレートと言えば…?

2000年頃まで、日本人の感覚としては、欧州産のチョコレートやクーベルチュールが一般的でした。

フランス料理のシェフ達でさえ、「うちはフランス産のクーベルチュールしか使いません」とおっしゃる、フランス帰りの若手シェフもおいででした…。

そんな方々にも、チョコレートの原料であるカカオビーンズの産地はフランス本土にはないこと、また各カカオ産地の違いやシングルビーンズの良さをご説明し、品物を見て使っていただくと「あれっ?」となり、旧来の考えを改めて南米産のクーベルチュールをお使いいただくことになりました。

今回は東京でフランス料理を修行されて名古屋へと戻り、上前津の人気店となった「Le détour(ル デトゥール)」にお邪魔してきました。

どの料理も丁寧に仕事をした正統派のフレンチをベースに、クラシカルでありながらモダンなセンスを感じさせる一皿ばかりで、とても私好み。

しかも、料理のおいしさに対して、そのお値段がまたアンクロワイヤーブル!

ペルー産クーベルチュールを使ったガトーショコラは、カカオフィノデアロマの奥深い香りを引き出した素晴らしい仕上がりでした!

どの季節でも、しっかりとした料理のデザートには、チョコレートが欲しくなるものです。

竹内一裕
株式会社フィノデアロマ
Kazuhiro Pancho Takeuchi
FINO DE AROMA Co., Ltd.