猛暑の夏が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

この暑さで、各地のパティスリーやショコラトリーも客足に影響を受けているようです。

さて、ペルーでは次のシーズンに向けたチョコレートの製造がスタートしています。

5月のペルーのカカオ収穫量は、干ばつや降雨不順といった悪天候要因により、前年同月比で減少しました。

しかしながら、6月にはカカオ収穫量は、いくつかのセクターでハイシーズンとほぼ同水準で推移しました。

シーズン全体としては前年を超える結果となりそうです。

また、新たな寒波の影響から降雨量も豊富で、これらの降雨は寒波の発生と同様に、アマゾンの冬季の典型的なパターンであったと伝えられています。

世界的にみるとカカオ生産の見通しは依然として不透明で、ガーナとコートジボワールは深刻な課題に直面している一方、ラテンアメリカ諸国が台頭してきています。

コーヒー業界は、価格高騰と持続可能性への圧力が続くなか、現地での製粉能力の拡大と大手企業による戦略的多角化へと動いています。

カカオにおいても、これまでとは違った業界へのアプローチが必要だと考えています。

それでは、また…。

竹内一裕
株式会社フィノデアロマ
Kazuhiro Pancho Takeuchi
FINO DE AROMA Co., Ltd.