
2026年のバレンタインももうすぐ終わりですが、いかがお過ごしでしょうか。
本年1月のカカオマーケットレポートです。
1月、ココア市場は2024年の記録的な価格の後に急落し、高い変動性、需要の低下、余剰の予測、生産者と加工業者への圧力の高まりが見られました。
生産と気候
コートジボワールへのカカオの到着量は前年の水準を下回り、今月中旬までに120万トンにとどまりました(Bloomberg, 2026)。
これは前年比3.2%の減少です。多雨により主収穫期と中間収穫期の収穫が順調に進み、乾燥した風の影響も限定的でした。
しかし、西アフリカでは干ばつによる気候リスクが依然として残っています。
ガーナでは、違法採掘や労働力不足といった構造的な問題が、農園へのアクセスとカカオの供給に影響を与えています。
ペルー国内の見通し
ペルーのジャングル地帯にあるカカオ栽培地域(ワヌコ、ウカヤリ、サン・マルティン)では、降雨量と気温が平年並みか平年より高い水準となり、作物の生育に好都合でした(セナムヒ、2026年)。
今月の公式生産量は発表されていませんが、過去の傾向に沿って低生産月であったことが報告されています。
また、月後半には先物市場における国際価格の急落の影響を受け、購入交渉が困難となりました。
市場の課題
主な課題は需要の低迷であり、粉砕量の急激な減少に反映されています。
2025年第4四半期には、ヨーロッパは前年比8.3%の減少を記録し、これは2013年以来の最低水準です。
マレーシアは6.8%減、ブラジルは13%減となりましたが、北米は関税の影響で0.35%増加しました(Bloomberg, 2026)。
以前の高価格により、製品の配合変更と需要の減少が起こりました。
また、市場は大きな変動に直面し、コートジボワールでは最大70万トンの売れ残りが発生しました(AP通信、2026年)。
結論として
1月は、需要の減少、カカオ粉砕量の減少、供給過剰といった非常に不安定な環境下でココア市場が影響を受け、天候が多少改善したにもかかわらず、価格は依然として圧迫されている状況で終了しました。
竹内一裕
株式会社フィノデアロマ
Kazuhiro Pancho Takeuchi
FINO DE AROMA Co., Ltd.

